野外活動において医療者として参加する場合、野外救急法の習得は必須です。北米においては、医療者に関わらず、ウィルダネスファーストエイドは野外で活動するリーダーには必修の資格であり、これがないと野外活動を実施することはできません。
野外での医療は、病院での医療とは全く異なります。携帯が繋がらない、電気もない、綺麗な水もない、車もない、ヘリも飛ぶかわからない、もちろん点滴やレントゲンなんかはない。この環境下で、怪我や病気を判断し命を繋ぐために、日々技術を磨くことが大切です。野外での病気や怪我は未然に予防することもできます。病気や怪我をしてから病院に行き処置を施す病院の医療とは全く異なるのです。
プレホスピタルでの現場でも、この野外救急法は役に立ちます。普段の日常における生活者のための対処です。発病・受傷してからの初期対応により予後が異なります。病院にたどり着く前の的確な処置が最も重要となります。
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